朝の時間を活用して、朝散歩をしてみませんか。朝に散歩をすることは、運動不足を解消するだけ
でなく、心と体を整える効果があります。いよいよ良い季節が巡ってきました。新緑の季節です。

早起きする必要はない
朝はボーッとしてやる気が出ない。メンタルの調子が出ない。仕事のパフォーマンスを上げたい。
そんな方に朝散歩をお勧めします。朝散歩には心身の健康を整えるメリットが多くあるからです。
起きてから1時間以内に15~30分の散歩をする 午前中であればOK 目安は10時まで
決して妙に早起きにこだわることはない。ということがポイントです。
運動不足が気になる方は、できれば20分するとよいでしょう。
また、30分以上も必要がありません。

行く前にコップ一杯の水を飲む
朝は結構水分不足になっています。
出来るだけ速く、リズム良く歩く
セロトニンの効果 活性化がスタートするので、日向を歩くようにしましょう。
「痩せたい」という人にも、朝のウォーキングがおすすめ

早朝の時間帯は、脂肪が燃えやすいタイミングなので、効果的にダイエット出来ます。また、朝の
運動は脂肪燃焼だけではなく、会社や学校での仕事・勉強の作業効率アップ、規則正しい生活習慣
を身に着ける、リフレッシュ出来るといったメリットがあります。
特に運動するのが億劫になる暑い夏場でも、朝の時間帯は涼しく日焼けの心配も少ないのでおすす
めです。多くの人が気になる、「朝ウォーキングは食事前か?朝食後か?」これはずばり、朝散歩
の後に朝食をとったほうが良いと思います。咀嚼がセロトニンの活性を促すからです。
基本的に、ウォーキングは朝食前にするのがおすすめです

その方が、運動中に脂肪を効率よく燃やすことが出来るし、直前に食べたご飯の消化不良による
腹痛が起こることもないので。ご飯を食べる前にウォーキングをした方が良いのは、ダイエットの
ために歩く人も、健康のために歩く人も同じです。また、だからと言って「空腹」の状態で
ウォーキングをするのもNGです。空腹のまま運動をすると、めまいや注意力の低下が起こる可能
性があります。朝は前日の夜から長い時間何も食べていない絶食状態なので、エネルギーが
ほとんど枯渇している状態。その方が脂肪の燃焼には良いとは言っても最低限のエネルギーを
摂っておく必要はあります。そのため、ウォーキングの前には、30分前ならバナナ1本や100%の
フルーツジュース、それ以上の時間と食べ物はあまり必要がないと思います。

体内時計のリセット
地球の1日は24時間ですが、人間の体内時計は25~26時間といわれており、少しずれがあります。
しかし、朝日を浴びながら朝散歩をすると、体内時計がリセットされます。毎日朝散歩を続けるこ
とで体内時計のリセットができ、昼間の活動と夜の睡眠といった健康的な生活サイクルを送ること
ができます。体内時計が崩れると高血圧、糖尿病、がん、睡眠障害、うつ病など、さまざまな病気
の原因となります。この体内時計を基準にして、数えきれないほどのホルモンや脳内物質が働き
心身を健康に保っています。

ビタミンDの生成
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にするホルモンです。
さらに今不可欠な「免疫」機能を調節する働きもあり、その他、がんや高血圧など、さまざまな
生活習慣病を予防する効果も期待されています。

ビタミンDは、非常に欠乏しやすい栄養素として知られ、日本人の8割がビタミンD不足といわれます
ビタミンDは食事から摂取もできますが、必要量の半分は皮膚に紫外線が当たることで生成
することができます。

朝、15~30分散歩をすれば、1日に必要な量のビタミンDの生成が行われます
ただし、冬は紫外線が弱いため、冬場のみビタミンDのサプリメントを併用するのもおすすめ
です。また、ビタミンDは腸粘膜を整える作用があり、最近では花粉症にも効果的といわれます。
日焼け止めで紫外線をカットすると、ビタミンDは生成されないので、顔など日焼けが気になる
部分のみに日焼け止めを塗るように。日焼け対策にも日光が比較的弱い朝の散歩がベストです。

朝散歩をするといっても、朝が弱い、そもそも疲れている、寝不足の人が無理して早起きをする
と、逆に調子を崩す可能性があります。最初は、自分に無理のない時間に起きて、その時間から
朝散歩をすれば十分です。毎日するのがベストですが、週1~2回、5分、10分とやっただけ効果
があり、徐々に朝の目覚めがスッキリと改善していきます。
さ~、いろいろな仕切り直しも含めて、気持ちの良いこの季節に始めてみましょう。