リンクを貼ります。16時間ダイエット・オートファジーのデメリット

- 流行中の減量法に、「インターミッテント・ファスティング(断続的断食)」がある
- 新研究では「16:8ダイエット」を厳密に検証
- 時間制限法のインターミッテント・ファスティングが体重減少やメタボリック症候群の改善につながることが示唆されていた。ただし、これらの研究結果の多くは、動物実験で得られたものだったり、人間を対象としたものでも比較的短期間の小規模な実験だったりした。のである
- 3カ月の調査期間で、減少した体重は平均でわずか0.9キログラムから1.6キログラム。対照群(ダイエットを実施しなかったグループ)と比べて、わずかに多いだけだった
- 断続的断食は体重を減らす上に血圧を改善し、肝臓の脂肪を減らし、コレステロール値を下げる効果があるという。でも、それはなぜ? 実は、科学的裏づけはまだ不十分
- とにかくすべてはまだ理論上だ。「(断食中に)人間の体に何が起こっているのか決定的なことはわかっていない
- 「朝ごはんを食べた方がいいですか?」と専門家に伺ったところ、「絶対に食べた方がいいです」という回答をいただきました。その理由は、血糖値にあるそうです
- どういうときに血糖値が急激に上昇するかというと、糖質の多い食事をしたあとや、朝ごはんを抜いたあとの食事時なんです
- 血糖値が急激に上がると、それを下げようとしてホルモンインシュリンが出るので血糖値自体は下がるのですが、このとき摂った栄養が脂肪に変わってしまうのです
- 昼ごはんの栄養や脂肪分を必死に体に蓄えようとし、痩せにくい体を作ってしまいます
流行中の減量法に、「インターミッテント・ファスティング(断続的断食)」がある
しかし、その中でも一般的な「時間制限法(1日のうち、食べない時間を決める方法)」では、
ほとんど体重は減らず、逆にデメリットが生じる可能性があるという。
それはなんと、筋肉の減少だ。

新研究では「16:8ダイエット」を厳密に検証
1日のうち12時間以上断食する、時間制限法のインターミッテント・ファスティングが、新たな
研究で厳密に検証され、医学誌『JAMAインターナル・メディシン』に発表。
インターミッテント・ファスティングはダイエット本や有名人による口コミで人気となり、時間
制限を実行している人は通常、朝食を抜いて、すべての食事を正午から夜8時くらいの間に済ま
せる。すると、結果的に毎日16時間断食することになる。
ここ1年ほどの間に行われた研究では、

時間制限法のインターミッテント・ファスティングが体重減少やメタボリック症候群の改善につながることが示唆されていた。ただし、これらの研究結果の多くは、動物実験で得られたものだったり、人間を対象としたものでも比較的短期間の小規模な実験だったりした。のである
専門家らの説明では、このダイエット法が効果をもたらすのは、食事可能な時間には食べたいもの
は何でも食べられるが、その時間枠が短いため、結果的には摂取するカロリーが少なくなるからだ
という。新たに発表された研究では、過体重の成人が、継続的に1日16時間断食し、すべての食事
を正午から夜8時までの間にとるように指示された。一般的には「16:8ダイエット」と呼ばれるや
り方だ。しかし、このダイエットの結果、効果はほとんど何も得られなかったという。

3カ月の調査期間で、減少した体重は平均でわずか0.9キログラムから1.6キログラム。対照群(ダイエットを実施しなかったグループ)と比べて、わずかに多いだけだった
さらには、この体重減のかなりの部分が体脂肪の減少ではなく「脂肪以外の部分」の減少であり、
そこには筋肉も含まれていた。という結果だ。
自分の体質や生活リズムに合っているのかというところが問題なような気がする。
具体的には、体重減少分のうち65%が脂肪以外の減少であり、その割合は通常の体重減で見られる
値の倍以上だった。

断続的断食は体重を減らす上に血圧を改善し、肝臓の脂肪を減らし、コレステロール値を下げる効果があるという。でも、それはなぜ? 実は、科学的裏づけはまだ不十分
ところが、理論上は、断続的断食中にエネルギーになる糖分が交換されることで体重が減
ると言われている。体のカロリーが欠乏すると飢餓状態になって代謝が遅くなり、脂肪細胞が蓄え
ていたブドウ糖を使って体を燃焼せざるを得なくなるのだと、
ある有名登録栄養士は話す。一時的な断食を繰り返すうちに、体重減につながる
(理論的には、常に断食していると永遠に代謝は遅くなってメリットの妨げになるので、24時間食
べないのは良くない)。しかし、

とにかくすべてはまだ理論上だ。「(断食中に)人間の体に何が起こっているのか決定的なことはわかっていない
単にカロリーを減らす以上のメリットがあるのかどうかわかっていません」と。さらに、今まで
肯定的な結果が出ているのは、人間ではなくほとんどラットを使った研究からだ。
16時間のファスティングでは、朝食を抜くケースが多くなるが、ある専門家に伺った。

「朝ごはんを食べた方がいいですか?」と専門家に伺ったところ、「絶対に食べた方がいいです」という回答をいただきました。その理由は、血糖値にあるそうです
「血糖値は、急激に上昇することが多くなると、動脈硬化や糖尿病などのリスクが高くなると言わ
れています。
どういうときに血糖値が急激に上昇するかというと、糖質の多い食事をしたあとや、朝ごはんを抜いたあとの食事時なんです
朝ごはんを抜くと、かなりの空腹状態のところへ昼ごはんが入ってくるので、体はすぐに栄養を
吸収しようとします。そのため、血糖値が急激に上昇してしまうのです。

血糖値が急激に上がると、それを下げようとしてホルモンインシュリンが出るので血糖値自体は下がるのですが、このとき摂った栄養が脂肪に変わってしまうのです
また、眠くなったりだるくなったりし、いわゆる低血糖の状態になります。体に負担をかけないた
めには、三食きちんと食べてください」(管理栄養士)
朝ごはんを抜くと、前日の夜ごはん後から昼ごはんまでの間が空腹の時間になりますよね。仕事
から帰ってきて22時ごろ夜ごはんを食べるとしても、お昼まで14時間も空腹でいることになり
ます。それを体は“飢餓状態”と捉えてしまうので、次に入ってきた

昼ごはんの栄養や脂肪分を必死に体に蓄えようとし、痩せにくい体を作ってしまいます
毎日よほど外食が多かったり、お酒をよく飲んだりする人が胃を休めるために断食するのは、いい
かもしれません。ただ、体質的に合わない方もいて、断食することで頭痛や貧血、疲れやすくなる
場合もあります。ダイエットのためにはむしろ体が飢餓状態にならないよう、こまめにちょっとず
つ食べる方が痩せやすい体を作ります。としている。このご意見を伺うと、すべてを鵜吞みには
出来ないなと思わざる負えない。やはり大切なことは、自分に合っているのかということだ。
何でも慎重に、対処し、慎重に事を運ばなくてはいけない。
