このリンクの他にも、ナッツには奥深い効用が隠されており、上手に使っていくことが
大変に大切です。腎臓病に良い場合と、取りすぎると当然に悪い場合と、なかなか難しく微妙
です。
- 健康的な食品として、食べ方を工夫! 塩や油を調節
- ローストする、ローストしないも大きくその効用を変えてしまう。
- 国内で流通する商品の大半は輸入品で、米国産が多い。産地で殻むき処理して輸入、日本で袋詰め加工している。
- 10年前に比べ1.6倍に拡大する。「健康的な食品として消費者に認識されるようになったため」と、指摘する。
- 消費の中心は男性だったが、「ロカボに注目する女性にも受け入れられるようになった」
- スナック菓子や菓子などには「摂り過ぎに注意すべき油(飽和脂肪酸)」が、ナッツには「積極的に摂りたい油(不飽和脂肪酸)」が多く含まれています。
- 「素焼きの売り上げは、従来の塩味タイプの商品を上回る」と、新型コロナウイルスによる巣ごもりも追い風になっている。
- 健康的な食品として注目されている。最近の研究で、ナッツが心筋梗塞などの心疾患やメタボリックシンドロームの改善に役立ち、がんを予防する効果もあることが分かってきた。
- ナッツ類に含まれるフラボノイド、レスベラトロールなどのフィトケミカルには、血管や細胞を傷つけ、動脈硬化などを引き起す活性酸素を抑える抗酸化作用がある。
健康的な食品として、食べ方を工夫! 塩や油を調節
ナッツに熱視線、ロカボ・巣ごもりで消費拡大がすごい。
アーモンドやクルミなどナッツの人気が高まっている。酒のつまみのイメージだったが、健康的な
食品として購入する人が特に女性が増えたためだ。塩や油を使わない商品も増えている。

ローストする、ローストしないも大きくその効用を変えてしまう。
新型コロナウイルスによる巣ごもり消費も追い風となって、大袋の売れ行きも好調だ。各家庭にお
いては、良いとされるものを、子供が好きだからとか、お父さんが好きだからとかとの理由で、
ストックされてきているとの見方だ。
カリカリとした歯触りと香ばしさが特徴のナッツ。

国内で流通する商品の大半は輸入品で、米国産が多い。産地で殻むき処理して輸入、日本で袋詰め加工している。
その過程で絶対的に注意を払わなくてはいけないのが、乾燥をしっかり保つ。湿気が入ると商品の
価値は、極度に落ちてしまう。
輸入量は増えている。農林水産省によると、品目別で最も数量が多いスイートアーモンド(生鮮・
乾燥)の2020年の輸入量は、前年比6.9%増の3万8700トン。

2番手のクルミ(同)も同8.1%増の1万8800トンと伸びている。チョコ菓子などでも多く使われるが、
いま市場をけん引するのはミックスナッツなど、焼いたナッツをそのまま楽しむ商品だ。
調査会社有名どころの予測によると、21年のテーブルナッツの市場規模は約430億
円にもなるとこのと。
10年前に比べ1.6倍に拡大する。「健康的な食品として消費者に認識されるようになったため」と、指摘する。
輸入会社や加工メーカーなどで組織する日本ナッツ協会(東京・中央)によると、
ナッツには食物繊維やビタミンのほか、悪玉コレステロールを減らす「不飽和脂肪酸」が含まれる
とされ、不足しがちな栄養素を間食で補いたいといったニーズに対応できるという。

一方、糖質は少なく、緩やかに糖質を制限する「ロカボ」にも適するとされる。酒のつまみとして
消費の中心は男性だったが、「ロカボに注目する女性にも受け入れられるようになった」
ただ脂質は少なくないため、食べる量次第では逆効果となるおそれもある。日々の生活により取り入れ
やすくしようと、最近は1日に取る目安をわかりやすくした、数種類のナッツの小分けパック商品も
増えている。
スナック菓子や菓子などには「摂り過ぎに注意すべき油(飽和脂肪酸)」が、ナッツには「積極的に摂りたい油(不飽和脂肪酸)」が多く含まれています。
ナッツ1粒の半分以上はこの不飽和脂肪酸であり、乾燥肌の予防やアンチエイジングの味方になってく
れます。健康食品のイメージを高めようと、メーカーは食塩や油を使わない「素焼き」の品ぞろえに
力を入れる。大手スーパーも「ここ数年、注目度が高いナッツの売り場をひろげている」と話す。
「素焼きの売り上げは、従来の塩味タイプの商品を上回る」と、新型コロナウイルスによる巣ごもりも追い風になっている。
「容量が多い大袋の需要も高まっている」
(日本ナッツ協会)ナッツ類の好調は、アーモンド、クルミ、カシューナッツ以外にも広がる。

なかでも注目株は緑色のピスタチオだ。「製菓向けが主流だったが、ミックスナッツの彩りとして使
う商品も増えている」。メーカーによると、ヘーゼルナッツやピーカンナッツへの関心も高まって
いるという。
健康的な食品として注目されている。最近の研究で、ナッツが心筋梗塞などの心疾患やメタボリックシンドロームの改善に役立ち、がんを予防する効果もあることが分かってきた。
「ナッツは現代人に必要な栄養素が多く含まれており、メタボリックシンドロームやがんを予防する効
果がある」という研究が相次いで発表された。

ナッツ類に含まれる抗酸化作用をもつ栄養素やフィトケミカルが、善玉のLDLコレステロールを低下
させ、善玉と悪玉のコレステロールのバランスを改善すると考えられている。
ナッツ類に含まれるフラボノイド、レスベラトロールなどのフィトケミカルには、血管や細胞を傷つけ、動脈硬化などを引き起す活性酸素を抑える抗酸化作用がある。

FDA(米国食品医薬品局)は、ナッツ類について「1日に1.5オンス(42g)を食べると、心筋梗塞などの
心血管疾患のリスク低下に効果的です」と表示することを認めている。
また、「DASHダイエット」は高血圧の予防、改善のために開発された食事スタイルで、玄米や全粒
パンなどの全粒穀物や、低脂肪の肉や乳製品、豆類などを積極的にとることが勧められている。
このDASHダイエットにナッツ類が取り入れられている。

こうした数々の項目に注視して、良いものを安心して取り入れ、アンチな一面が出れば、素早く
チェックして排除してくことが大切である。