
- 肉や麺の代わりに 食卓の主役は豆腐・こんにゃくに!
- 豆腐メーカーのアサヒコ(さいたま市)は3月、トーフプロテインの全国展開を始めた
- アサヒコでは栄養バランスも検討している。サラダチキンでとれるたんぱく質が12~13グラムとされる中、豆腐バーの場合、初期の試作品は7グラム、改良を重ね10グラムにまで高めた
- 5月発売のこんにゃく麺「SHAPE MEN(シェイプメン)」の価格は1袋180グラムで250円
- 井村屋、意外な新製品で乳酸菌入り豆腐発売 賞味期限は45日 挑戦をしている
- 四国化工機、常温120日保存の豆腐 全国量販店に 子会社を通じ、常温で120日保存できる絹ごし豆腐を5月1日に全国発売
- やはり体に良いというだけでなく、本物、を追求してほしい。そういった意味では身近で手に入れやすいものを探していましたが、ありました
- こんにゃく芋から作った「CO・OP生芋こんにゃく」
- いつでもこんにゃく芋から作った味を。
- こんにゃく芋の産地など一部の地域では、すりおろしたこんにゃく芋で作るこんにゃくが食べられていました
肉や麺の代わりに 食卓の主役は豆腐・こんにゃくに!
健康志向の高まりを背景に動物性たんぱく質や炭水化物を控える人が増える中、植物由来などの
代用食品の選択肢が増えてきた。ここに来て豆腐で肉や米飯を代用したり、こんにゃくで麺をつく
ったりする商品が続々と登場している。食卓でおなじみの名脇役が主役の座をうかがっている。
新たな活躍のステージに上がり、大きな飛躍をしようとしている。

豆腐メーカーのアサヒコ(さいたま市)は3月、トーフプロテインの全国展開を始めた
ひき肉や米飯の代わりに豆腐を用いた「肉そぼろ」や「ガパオ」など7種類。レトルト食品と同じ
く、電子レンジで温めて食べられる。

アサヒコは2020年11月にもコンビニエンスストア向けに「TOFU BAR(豆腐バー)」を発売した。
和風だしと柚子胡椒風味(エリア限定)の2種類で、水切りや薬味なしで片手で豆腐を味わえる
よう仕上げた。職場や学校で空腹を満たせる商品として売り込んでいる。着想を得たのは米国の
代替肉市場だ。大手スーパーの精肉売り場には豚や鶏だけでなく、植物由来の食品も一緒に
ならぶ。豆腐もそのひとつで、量り売りされる。日本での商品開発のヒントにした。

大豆ミートと類似しているが、豆腐ミートは水分を豊富に含む豆腐をもとに作るため、たんぱく
質量や食感の調整がしやすいのが特徴という。様々な料理に合わせた肉に仕上げて商品化。
水分の絞り加減や切り分け方の試行錯誤を重ね、ひき肉に似た歯触りも再現した。
アサヒコでは栄養バランスも検討している。サラダチキンでとれるたんぱく質が12~13グラムとされる中、豆腐バーの場合、初期の試作品は7グラム、改良を重ね10グラムにまで高めた
アサヒコでは消費者が食べやすい形に仕上げることで「付加価値が出て需要が伸び、豆腐
の価格の底上げにもなるのではないか」と期待する。豆腐バーの小売価格は138円と木綿豆腐より
単価が高い。出荷数は4月時点で340万本に及ぶ。
こんにゃくで麺の市場に切り込むのは中尾食品工業(堺市)だ。

5月発売のこんにゃく麺「SHAPE MEN(シェイプメン)」の価格は1袋180グラムで250円
においが少なく糖質が含まれないこんにゃくの特性を生かし、パスタやラーメン、うどんなどの
「置き換え」需要を想定する。こんにゃく製品の小売価格は低下傾向だ。一方、原料のこんにゃく
芋は気象や病害の影響を受けやすい。価格は年によって大きく変動しがちだが、小売価格には反映
しづらい。シェイプメンでは、鍛えている男性のイラストをパッケージにも施すなど、従来の
こんにゃくのイメージの刷新をめざす。まずは自社サイトから注文を受け付け、ジムやコンビニへ
の販路拡大も視野に入れる。ということだ。

井村屋、意外な新製品で乳酸菌入り豆腐発売 賞味期限は45日 挑戦をしている
井村屋グループはこのほど「乳酸菌入り豆腐」を発売した。森永乳業の「シールド乳酸菌」を
100億個配合した。国産大豆を使い、濃厚な味に仕上げたという。120グラムの2個セットで希望小
売価格は162円。保存料を使ってないが、豆乳の品質管理を徹底し、一般的な豆腐の賞味期限
(1週間程度)より長い45日間を実現した。担当者は「コロナで買い物の回数を減らしている人も
購入しやすくなる」と話している。

四国化工機、常温120日保存の豆腐 全国量販店に 子会社を通じ、常温で120日保存できる絹ごし豆腐を5月1日に全国発売
スーパーなど国内の量販店で常温流通の豆腐を売り出すのは業界初だという。これも包装の革命
で、日持ちの、しかも常温保存の豆腐の挑戦である。

やはり体に良いというだけでなく、本物、を追求してほしい。そういった意味では身近で手に入れやすいものを探していましたが、ありました
スーパー等でよく見かけるこんにゃくは、精粉こんにゃくといい、育てるのに約3年という長い
年月が掛かる蒟蒻芋を切り干しし、粉末にしたものから作ったこんにゃくです。

元々、こんにゃくは生芋をすり潰して作られていましたが、とても手間が掛かり、作れる数も限ら
れるため、特産品という域を出ませんでした。それを工場で安定供給できるようにと精粉
こんにゃくが編み出され、そちらが主流となり我々の食卓にも上るようになったのです。
精粉は、長期間保存がきく分、タンパク質・糖類といった旨みの元が除去されています。
本来のこんにゃくの味は、昔ながらの製法で作られた、生芋こんにゃくの味だと言っても過言では
ないのです。信州・飛騨の特産通販・お取り寄せ あずさ屋

こんにゃく芋から作った「CO・OP生芋こんにゃく」
いつからか、こんにゃくの原料はこんにゃく芋を乾燥させた粉が、主流になっています。
しかしこんにゃく芋の産地では、旬の時期にこんにゃく芋から作ったこんにゃくが食べられてい
ました。すりおろした芋から作ったこんにゃくは、こんにゃく粉から作ったものとは違い、食感に
弾力があり、こんにゃく芋の風味がきちんと感じられます。 このおいしさを組合員さんに味わって
もらいたいという想いから「CO・OP生芋こんにゃく」が誕生しました。

いつでもこんにゃく芋から作った味を。
こんにゃくの歴史は古く、江戸時代にはこんにゃく芋を乾燥させ粉にした「精粉(せいこ)」から
こんにゃくを作る製法が生み出されていました。精粉は保存に優れていたため、一年を通じて
こんにゃく作りができ、また遠くまで運送できるようになったことで、こんにゃくは産地以外にも
身近な食材となりました。精粉で作られたこんにゃくが広まった一方で、

こんにゃく芋の産地など一部の地域では、すりおろしたこんにゃく芋で作るこんにゃくが食べられていました
こんにゃく芋で作るこんにゃくは、風味も食感もよく、精粉とは違う味わいが魅力。しかし原料と
なるこんにゃく芋は傷みやすく、長期保存が難しいため、産地だけで味わえる季節限定のものと
なっていました。
こんにゃくの製造メーカーである株式会社関越物産に協力を依頼。
こんにゃく芋が一年を通じ安定して冷凍貯蔵できるようになったことで、こんにゃく芋100%の
「CO・OP生芋こんにゃく」は誕生しました。
