慢性副鼻腔炎 新しいタイプが増加傾向 急性のうちに専門医受信

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      リンクを貼ります。慢性副鼻腔炎

風邪をひいたあとに鼻汁がずっと続いたり、鼻がつまる。あるいは最初はサラサラの鼻水が大量

に出て、鼻炎か花粉症と思っていたら、次第に粘り気のある鼻汁になって、ノドにひっかかる感じ

がする…。このような症状がみられたら、慢性副鼻腔炎(ふくびくうえん)の可能性があります。

副鼻腔というのは、鼻の穴(鼻腔)の周囲にある計4対の空洞のこと

それは上顎洞(じょうがくどう=鼻の両側)、篩骨洞(しこつどう=両目の間の奥)、

前頭洞(ぜんとうどう=眉間の近く)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう=目の奥)があります。

そこになんらかの原因で細菌などが入る

と、炎症を起こし、鼻汁や鼻づまりなどの不快な症状をくり返すことがあります。それが副鼻腔

炎です。

急性と慢性を合わせると、毎年 100万~200万人もの人が罹患しているといわれています。

私自身も、高校生まで、この副鼻腔炎であったことは間違いありません。常に鼻が出て

いつも鼻腔のあたりが重く、勉強どころではありませんでした。大学に行ってからは

症状が緩和されて、何時しか治ったと言えるのかは分かりませんが、今はその症状に

引きずられることはありません。ありがたいことです。辛さが良く分かります。

ところがほとんどの人は自分が副鼻腔炎であることに気づいていません

「風邪が長引いている」と思っている人が多く、軽度なら症状が自然に治まってしまうことも

あるからです。しかし、放っておくと慢性化して、いつも鼻がつまった状態になったり、

膿(うみ)のような鼻汁がたまったりします。いわゆる蓄膿症です。さらには、頭が重たい感

じや倦怠感を覚えたり、臭いがわからない嗅覚障害になったりして、日常生活に支障をきたすこ

とも。また最近は、慢性副鼻腔炎にも非常に治りにくいタイプのものがあることや、アレルギー性

鼻炎や気管支喘息(ぜんそく)を併発しやすいことなどがわかってきました。

鼻汁などの症状が長引いているときは「たかが鼻水」と軽く考えず、早めに受診することが大切

です。まず慢性副鼻腔炎について知っておきましょう。

急性と慢性の違い

副鼻腔炎は、発症から4週間以内の場合は「急性副鼻腔炎」

副鼻腔炎の原因でもっとも多いのが、風邪やインフルエンザのウイルスや細菌による感染です。

風邪などのときに鼻の穴(鼻腔)の粘膜がはれると、その奥にある副鼻腔の入口がふさがり、空気

の流れが悪くなります。鼻腔内の空気の通り道がふさがれて、副鼻腔の中の圧力が変化するだけで

も痛みを引き起こすことがありますが、さらに副鼻腔内に細菌感染が生じると、濃い鼻汁が出た

り、発熱したりして、痛みが増します。こうした段階を「急性副鼻腔炎」といいます。アレルギー

性鼻炎などで鼻腔の粘膜がはれた場合にも、副鼻腔の入口がふさがり、よく似た症状を起こすこと

があります。目に近い副鼻腔で急性副鼻腔炎が起こった場合、まれに視覚異常を生じることもある

ので注意が必要です。もし鼻汁だけでなく、目になんらかの異常を感じたときは、すぐに医療機関

を受診しましょう。

3カ月以上続く場合は「慢性副鼻腔炎」と診断

一方、慢性副鼻腔炎では痛みはほとんどなく、鼻汁が出る、鼻がつまる、においがわかりにくい、

身体がだるいといった症状が続きます。そのため風邪やアレルギー性鼻炎などと間違えやすいの

ですが、こうした症状が1カ月以上続くときは、耳鼻咽喉科などを受診して検査を受け、まず原因

(細菌感染、アレルギー、その他)を特定し、適切な治療を受けることが大切です。

細菌などの感染による慢性副鼻腔炎の場合、軽症のうちなら通常は抗生物質の服用や膿の吸引、副

鼻腔の洗浄などによって改善されます。症状の程度によって異なりますが、治るまでに3カ月程度

はかかるので、医師の指示にしたがってきちんと治療を続けるようにしましょう。

治りにくいタイプの慢性副鼻腔炎


最近、いままでのタイプ(細菌感染)とは異なる、治りにくい慢性副鼻腔炎が増えていています

それは、白血球の一種である好酸球に起因する「好酸球性副鼻腔炎」です。

好酸球が副鼻腔の粘膜に集まると、慢性副鼻腔炎が悪化した状態と同じような症状を起こします。

本来は細菌などを死滅させる白血球の一種である好酸球が、なぜ副鼻腔で増加して悪影響を与える

のかは、まだ明らかになっていません。

特徴的な症状として、鼻タケがたくさんできること、ドロッとした固い感じの鼻汁が出ること、ひ

どい鼻づまりを起こしやすいことなどが挙げられます。従来の慢性副鼻腔炎とは異なり、抗生物質

(マクロライド系)が効きにくいため、ステロイドが第一選択薬です。

昨年3月には、分子標的薬のデュピルマブが保険適用となりました。重症の人などに使われる

要になっています。


一方、アレルギー性鼻炎や気管支喘息の人が、慢性副鼻腔炎を併発するケースも増えています。

またはその逆に、慢性副鼻腔炎の人が気管支喘息などを併発することもあります。どちらも

アレルギーがなんらかの悪影響をもたらしていると考えられていますが、はっきりした原因はわか

っていません。このように

合併がある場合は片方の治療だけでは完治しにくいので、耳鼻咽喉科、呼吸器科、内科などが連携して治療を進める必要があります

アレルギー性鼻炎などがある場合には、医師にその旨を伝えるようにしましょう。

また、虫歯による細菌感染や歯の治療(インプラントなど)が原因で、慢性副鼻腔炎を起こす

ケースもあるようです。上の奥歯に虫歯があるときや、インプラント手術をしたあとに、副鼻腔炎

と同じ症状がみられた場合には、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

日常の予防と注意

風邪をきっかけに慢性副鼻腔炎を起こしやすいので、予防の基本はまず、できるだけ風邪をひかな

いこと、また、風邪をひいても長引かせないことです。とくに、鼻風邪には要注意。鼻の穴に鼻汁

をためないようにし、薄めの食塩水(生理食塩水)で鼻洗浄をして、鼻粘膜をいつも清潔にしてお

きましょう。

鼻の穴だけでなく副鼻腔内にも鼻汁がたまり、ひどい鼻づまりが続くようになると、自分では除去

しにくくなります。その場合には、耳鼻咽喉科で副鼻腔内を洗浄してもらい、鼻汁をきれいに取り

除くと悪化を防ぐことができます。放置して鼻タケが増えてしまうと治るまでに通常は6カ月以上

かかるので、症状が軽いうちに対処するのが賢明です。

アレルギーが原因の鼻炎や花粉症などがある人は、すでに紹介したように慢性副鼻腔炎を併発しや

すい傾向がみられます。鼻タケなどができて悪化しやすいので、早めの受診を心がけましょう。

鼻づまりを起こしたときに、市販の点鼻薬(スプレー式など)を使うと、一時的に症状が改善さ

れます。しかし、使い続けていると、薬の効き目が薄れたときにかえって鼻づまりを強く感じた

り、症状を悪化させてしまうこともあります。市販の点鼻薬はあくまでも対症療法で、細菌感染や

アレルギーなどの原因を取り除くものではありません。

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