大ヒット映画 鬼滅の刃(きめつのやいば)     興行成績歴代トップ から見えてくるもの

すきま!ためになる記事

ねらう時代背景としては、幕末から明治、大正とするあたりは、そうだろうなと思える。

大正時代の日本を舞台に人食い鬼と人間との壮絶な戦いを描いた漫画。

ご存じない方はあまりおられないことと思う。詳しくは、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で。

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)作者吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)が、

2020年10月16日の初日から73日の12月27日までに興行収入(興収)324億

7889万5850円を記録し日本の歴代興収の新記録を樹立した。

製作、配給のアニプレックスが12月28日、発表した。

とすっかりトレンドは過ぎ去っているが、思うところあり様子を見ている。

トータルの興収は317億2123万1550円に上り、

それまでトップに立っていた01年「千と千尋の神隠し」が持つ316億8000万円の記録を更新した。

これは破られないと思っていたが、

やはりそんなことは無いのだな。と思い返した。

2001年に公開された映画『千と千尋の神隠し』は、興行収入308億円を売り上げ、国内歴代

1位を達成。今月15日には再上映分の8.8億円を加えた上向き修正が発表され、最終的興行収入

316.8億円を記録し、

19年ものあいだ首位をキープしつづけた。これはこれですごい!

19年ぶりの記録塗り替えにSNSも騒然としており、ツイッターではトレンド入り。

公式ツイッターの興行収入324億円を突破した旨を知らせるツイートには、3時間で

11万いいねがついた。という。

多くの人々を魅了するこの作品は社会に何を問いかけているのか

何故こんなにも大ヒットを生み出せたのか。内容だけ考えればそれほど過去の作品と比べて

真新しさは無い。タッチは男性の地から強いタッチと女性が描くまなこの大きい俗に言われる

少女漫画のタッチの中間のというところ。恐ろしく緻密で、上手いとも言えない。

筋書きも特別とは思えない。

いつくしみや優しさ 作品全体貫くテーマ これは日本一優しい鬼退治

それにもかかわらずこれだけの人気が出たと言う事は今の時代の心の琴線にマッチした作品

なのだと言える。出版社がこれは日本一優しい鬼退治とキャッチコピーに歌ったようにこれまでの

作品との大きな違いは作品全体にあふれる大いなるやさしさだろう。

もちろんその他にも魅力を形成する要素はあるが鬼滅の刃の大ヒットを考える上ではこのあたりの

部分に多くの人が共感した。登場する鬼の多くは作中では鬼たちが

主人公の竈門炭治郎(かまど たんじろう)

に断罪される際,走馬灯のように浮かぶ人間だった頃の記憶が細かく描写される。

そこでは自業自得な部分は残しつつも

鬼にならざるを得なかった過程にも注意を払うべきとの誘導がある。

断罪された鬼に憐れみの心を向け罪を憎んで人を憎まずを信条として実践する炭治郎の姿勢は残酷

な世界を描いた作品の中で一服の清涼剤となっている。

この描写こそが他の作品にはない鬼滅の刃の魅力だ。

今までのトップとなってきたアニメには無いおどろおどろしさ

残酷極まりない展開とサッパリと死をもっての解決の仕方は偏ったファン層を生み出したと

思えるまたそれを見ているものの中に只残酷の影を落とすことに、違和感は無くせない。

本当は、あまりすっきりしないギラギラ感を歓迎は出来ない。

若しくは、ただ単純にコロナ禍の何とも言えない、うっぷんが溜まっており、鬼退治にかなり

すっきり出来たというとこであろうか。これは見逃せない部分ではあろう!

鬼などの圧倒的強者と向かい続けなければならない人々を描いた作品は特に就職氷河期以降の

先が見えない状況下で増加している。有名なアニメでは実に多い。そこでは戦わなければ生き

残れないとのメッセージが強調され、強者が生き残るために弱者が犠牲になることを

受け入れざるを得ない展開も描かれた。

勝ち抜勝ち組負け組と言う言葉が拡大された時代にあって、弱肉強食の厳しく強烈な世界でどう

生き残るかと言う描写に、より多くの読者がリアリティーを感じたであろうし、納得はできる。

鬼滅の刃でも同様のメッセージは打ち出されているが一方で炭治郎は味方だけでなく敵である

鬼に対しても慈愛の眼差しを向ける

コロナ禍は社会で勝ち組と呼ばれた,経済的政治的な意味の強者も自然の脅威の前では

弱者になり得ることをあらわにした。

作者吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)による鬼滅の刃: 作中のよりどころとなる組織 鬼滅隊(きめつたい)で鍛えられる竈門炭治郎(かまど たんじろう) 

みんなが弱者となった今だからこそ作品に流れる弱者へのいつくしみや圧倒的強者である鬼に対し

て力を合わせて戦う鬼滅隊の隊員たちの生き様が心のよりどころとして大きなポイントとなる。

物語の設定上炭治郎が所属する鬼滅隊は鬼側と1000年に及ぶ死闘を繰り広げている。

長い戦いの歴史の中に身を置く鬼殺隊にあって作中で一貫して強調される姿勢は後の世代に

繋ぐことを自らの責務にしている。

鬼殺隊を支える柱(はしら)と呼ばれる幹部たちは命をなげうってでも弱い立場のものを守る

ことを当然のことと考える。今は弱くてもいずれ自分たちを超え強者に育つと信じている。

柱の1人、煉獄杏寿郎(れんごく きょうじろう)は俺は俺の責務を全うする!と言い放つ。

この部分に多くの人は共感し

あこがれや希望を見出しているのだろう。

鬼殺隊の鬼との戦い方 1人だけの英雄を作らない

コロナ禍と言う困難は皆で対処していかなければ乗り越えられない。

鬼殺隊の鬼との戦い方はこれと重なる部分がある。

少年漫画で描かれる戦いの場面は主人公が一対一でボスを倒すと言うのは一般的だ。

しかし鬼滅の刃では圧倒的な強さの単体の鬼に対して複数人が協力して立ち向かう戦い方を

徹底して描写している。1人だけの英雄は作らないようにしているようだ。

だが協力しても、英雄ははっきりしているが。

鬼滅の刃のような物語を受け入れる下地は、鬼とも言える自然災害に例えられるが、

いろんな対応に、直面してきた過程の中で、出来上がっていったのは明らかだ。

大きな盛り上がりを見せたが、

ここまでの勢いが出たのは、やはりコロナ禍が大きいと思う。

今後も続く、後続編の展開はいかがなものであろうか。

投稿を少し時間的に待って、世間を見てきたが、思ったほどのフィーリングを感じない。

継続的なものが薄れているようにも思える。

良い、悪いではなく、こうしたブームが生まれるには、物凄い要素が束のように集まり

信じられないほどの、スパークが連なり弾けるのであるなと思う次第である。

終わりが少々簡単だが、熱いトレンドを追うのではなく、分析が出来ればと思う。

時間を頂戴して、また感じたところの投稿をしてみたく思います。

それではまた!

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